こんにちは！ユウタです。
本日のテーマは、
なぜ現代社会では
内向型が生きにくい世の中なのか？
について話していきます。
直感的なイメージでも
外向型→社交的な陽キャ
内向型→内気な陰キャ
のイメージがあるじゃないですか？
情報発信の世界でも
外向型発信者はSNSで幅を利かせていて
かなり目立ちますよね笑
成功している発信者はみんな
行動的で積極性のあるってイメージが
染みついている反面、
内向型発信者は完璧主義だの
積極性がないだのかなり肩身が狭い思い
をすることが多いと思います。
でも本来、
内向型はネガティブな言葉ではないんですね。
実際に性格心理学的には
外向型：
素早く行動ができ時に早急に判断を下せる。
マルチタスクに長けていて、
リスクを取る気概も持ち合わせる。
内向型：
ゆっくり慎重に行動することが多い。
深く考えじっくり取り組みことにより
質の高いアウトプットができる。
と両者は単に生まれ持って決まった
性格の違いでしかありません。
そして興味深いことに
内向型がネガティブな意味合いに
変わったのはわずか100年前なんです。
それも自由の国アメリカからです。
本題ではこの100年の歴史を通じて
どのようにして外向的な性格が
望まれるようになったのか？
また
今後令和の時代は再度
内向的性格でも生きやすい時代になる！
ってことを明らかにしていきたいと思います。
ぜひ最後まで目を通してみてください！
もくじ
外向型優位社会はアメリカで始まった
冒頭で話した通り、
100年以上前まで外向型・内向型で性格の
良し悪しの判断はされてませんでした。
で、
その均衡が崩れたのが約100年前、
つまり20世紀初頭のアメリカにおいてです。
この時のアメリカでは工業化に成功し、
ビジネスチャンスを求めて多くの人々が
農村から都市部へ移り住む様になりました。
そして
都市部への人口流入と工業化による
生産性向上の影響で大量生産、大量消費の
ビジネス構造が誕生したんです。
自動車業界では企業家のヘンリー=フォードが
自動車(T型フォード)の大量生産に踏み切り、
ニューヨークの街はそれまでの馬車から
ほぼ完全に自動車に置き換わり、
自動車の大衆化が進みます。
もちろん自動車だけでなく、
様々な製品が大量生産されて
大衆化することになるんですがね。
そしてですね、
この時代には大量生産の風潮に相まって
ある業種が生まれたのです。
それがセールスマンの存在でした。
大量生産されるということは
出来るだけ多くの製品を売るため、
身だしなみがキチッとして話術に長けた
セールスマンの存在が不可欠でした。
元気ハツラツと自社製品をアピールできる、
そんな能力が求められたのです。
元気ハツラツで話術に長けると言ったら
やっぱり社交的な外向型の方が
優遇されそうですよね？笑
この時の変化を
文化人類学者のウォレン=サスマンによると
今(100年前当時)のアメリカでは
他人に評価されるためにいかに目立ち、
また積極的で活発になれるかが
社会で生き残るために必要なようだ。
という言葉を残しています。
そして実際にそうなりました。
これを機にセールスマンに限らず、
アメリカ社会全体で外向的な性格を
広く望むようになったのです。
この風潮は教育の現場でも
顕著になってきます。
1920年代の心理学者や医師たちは特に
内気な子供たちを問題視し始めます。
外向性は円滑な人間関係や経済的な成功を
もたらすのに不可欠だというのに対して、
内向性は社会に馴染めず悲惨な結果を
導きかねない
とさえ警告を鳴らすように….
そのため親も子どもたちを出来るだけ
外向的になるように教育するようになり、
そういった外向性優位の価値観が次第に
常識化していったのでした。
これは20世紀初頭に
アメリカで始まった傾向ですが、
実はこの波は戦後の日本にも押し寄せます。
日本社会の変容
日本にこの波が押し寄せたのは戦後の
高度経済成長期になります。
ここで日本でもアメリカのような
大量生産、消費の時代を迎え、
先進国としての第一歩を踏み出します。
そして同様に
セールスマンが台頭したのです。
また特に日本では
とにかく働き会社に尽くせ！
ってイメージありますよね笑
大量生産体制を支えるために
がむしゃらに働くのはもちろんのこと、
会社組織で上手く立ち回るための
社交性や積極性も求められる
ようになりました。
これを象徴するものに
ドリンク剤リゲインのキャッチフレーズ
24時間戦えますか？
がありますね笑
会社のためなら
24時間でも積極的かつ活発的に働く、
そんな企業戦士が理想とされてきたのです。
ここでの理想の姿は明らかに
外向的な性格の特性が活かされています。
内向的な性格だとどうしても
上手く立ち回れないでしょう。
このように日本でも高度経済成長期以降、
外向型がより有利な社会になりました。
ただこれも今では昔の話。
21世紀も四半世紀が
過ぎようとする令和の御代、
この外向型至上主義の風潮は徐々に
崩れてきたように僕には思えるのです。
今後の社会で求められるものとは？
ここからは僕の考えです。
24時間働く企業戦士全盛の昭和の時代と
令和の現代では社会情勢は明らかに
変化しています。
その変化を生み出す最たるものは
インターネットの普及によるものです。
最近では
SNSで情報発信することで個人でも気軽に
自己表現できるようになっていますね。
また
ネットを使ったビジネスモデルが確立して
会社に属さずとも容易にマネタイズまでの
導線を組むことも可能になってます。
これと併せて
昨今の終身雇用終焉の流れにより
副業をも含めたネットビジネスへの
参入者は年々増えています。
また
今後もさらに増え続けることでしょう。
一億総発信時代の到来です。
さて、
そのような状況の中で僕たちに求められる
ものは何だと思いますか？
もちろん昭和の企業戦士とは
全く別のものですよ。
答えは「あなたらしさ」を表す
個性
です。
ここでいう個性とは
他の発信者との差別化要素の一つですね。
企業戦士は会社組織の中で自分の個性は
そもそも無いに等しかったです。
それでも献身的に会社に尽くすことで
上手く会社の中では立ち回れたのです。
ただネット社会の中では
あなたの個性を上手く出すことができないと
乱立する数多くの発信者の中で
必ずや埋没することになるでしょう。
なにせ一億総発信時代ですからね笑
ただ朗報もあります。
それは
求められる個性を打ち出すためには
従来の外向的、内向的な性格の違いは
一切関係ないということです。
どちらの性格にしろ発信において
「強み」や「自身の理念・価値観」が
きちんと表現できてれば良いのです。
これらが表現できれば
あなたの発信は見事に誰かの心に
グサッと刺さるものになるのです。
そうですね。
ネット社会では外向型だけが優遇される、
そんな流れが終わろうとしています。
内向型でも自分の個性が打ち出せてれば
必ず賛同し認めてくれる人は現れるのです。
ちなみに
先ほども言ったように今は特に
情報発信の参入者が増えている状況です。
実力者の絶対数も増えていくでしょう。
そうなると
実力者の中で渡り合っていくためにも
発信の質が特に求められることになります。
量が多くとも質の低い発信は
自動的に淘汰されていくことが
予想されるのです。
こんな時こそ内向型の出番です。
なぜなら内向型には
「深く物事を考え
じっくり取り組みことにより
質の高いアウトプットができる」
素晴らしい強みがあるからです。
いわゆる「内省力」です！
もし
あなたが僕と同じ内向型であるならば
持ち前の内省力を存分に活かしましょう。
そのために
一度立ち止まってでも
深く考えていいのです。
自分の横で
外向型の発信者がバリバリ行動してても
ほとんど気にしなくていいのです。
あなたがあなたらしく内省力を活かし、
数は多くなくても質の高い発信を心掛ければ
同じ内向型発信者の心に深く刺さります。
（もちろん
少しずつでも量を増やす努力は必要ですが）
それがあなた自身の最大の「強み」であり、
まさに打ち出すべき「理念、価値観」です。
何も周りに合わせる必要はありません。
仮に
周りに合わせてしまえばあなたの
「個性」は完全に消え去ってしまうからです。
最後になります。
現状ではこれまでの名残として
社会全体で外向型優位な風潮はありますね。
ただ
ネット全盛の令和の時代には
100年の時を経て内向型の強みが
脚光を浴びる時代は訪れるはずです。
そんな素晴らしい時代の幕開けの中で
僕たち内向型の存在を出すためにも、
ともに頑張っていきましょう！
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