流行りのトレンドを予測するためには、目の前に立ちはだかる「壁」に常に注目せよ

こんにちは!
ユウタです。



今日は世の中の時流を読む力
ついてお話しします。



時流を読むとは、
近い将来どんなことが起こりそうか
理解すること。



これができるってすごいことですよ!

なぜなら
自分が所属している社会では
どんなものが次に流行るのか
一目瞭然になるので。




ちなみに
この力がコンテンツビジネスに
落とし込めるようになると
時代の先取りをした情報発信
できるようになります。




で、
その時流の読み方なんですが、
実は「弁証法」っていうツールが
かなり役に立ちます。




弁証法?
いきなり難しそうな言葉が出てきたな…

とは思わないでくださいね笑




弁証法の考え方自体は
非常にシンプルなんです。



なので
弁証法の説明も兼ねてこの記事では

流れ

1 弁証法とは?

2 2021年コンテンツビジネス業界を
  弁証法で振り返る

3 弁証法を用いた時流の読み方

の3つの流れで話していきたいと思います。



この弁証法、
本当に便利なツールなので
ぜひ最後までご覧になってくださいね!

弁証法とは?

「弁証法」とは何ぞや?




まずは
この疑問に答えなければならない。




弁証法を一言で表すならば、

ある価値観(テーゼ)と
それに対する異質な価値観(アンチテーゼ)同士を

融合させること(アウフヘーベン)で、

別の新たな価値観(ジンテーゼ)を創造すること

だと言える。




少し抽象的過ぎただろうか?




そこで一つ例を挙げたい。

例えば「仕事」ならどうであろうか?




これまでほとんどの場合、
仕事と言えば車や電車に乗って通勤することが
当たり前な世の中であった。

これを
これまでの価値観(テーゼ)としよう。




だが、
この価値観(テーゼ)は脆くも崩れる。

2020年、新型コロナウイルスの流行だ。




感染防止の観点から社会全体で
ステイホーム」が求められるようになり、
通勤が容易ではなくなった。




なので
仕事」と「ステイホーム」は本来両立できず、
互いに異質なもの同士の組み合わせで
あることには異論はないはずである。



つまりこの場合、
ステイホーム」は「仕事」に対する
異質な価値観(アンチテーゼ)なのである。




だが
もちろんこれでは社会が成り立たない。

ここでテーゼアンチテーゼとの融合、
つまりアウフヘーベンが起こる。




そう、「テレワーク」が急速に普及したのだ。




テレワーク」が普及したことで

ステイホームしながら仕事ができる

という2つの相反する価値観同士が融合し、
別の新たな価値観(ジンテーゼ)が
創造されたのである。



実は歴史的に見ても
このように二つの異質なもの同士の融合により、
新たな価値観が創造された例は
枚挙にいとまがない。




さあでは、
コンテンツビジネスの業界では
これまでにどのようなアウフヘーベンが
起きてきたのだろうか?

ビジネス業界を弁証法で振り返る

2021年に限って振り返ってみよう。




それまでのコンテンツビジネス業界の
発信スタイルとして

0→1が達成できていない初心者

をターゲットにした発信が主流であった。

要するに顕在層向けだ。




これをテーゼとしよう。




すると
ある問題が発生するのである。





0→1をまだ達成できていない初心者自身は
誰をターゲットにすればいいのだろうか?

という問題である。




ここで
初心者が主流に乗っかると

初心者がまた別の同じレベルの初心者を
ターゲットにして発信する


という構図が出来上がる。




これは中々の問題だ。

教えるということは
常に一歩以上先にいる必要があり、
同じレベルだと発信ハードルは高いのである。




つまり
初心者は主流(テーゼ)の発信がやりにくいので
明らかにこの問題はアンチテーゼに分類される。




そこで両者の融合(アウフヘーベン)が起こる。




このとき

副業は始めたけどコンテンツビジネス自体を
ほとんど知らない潜在層

向けの発信スタイルが確立したのだ。




よく

「実績0からコンテンツビジネスを始める方法」

「月収500万の起業家から学んだ
 ノウハウを無料公開」

という謳い文句を聞いたことがないだろうか?



これらは明らかに
潜在層をターゲットにしている。




初心者でもそもそもコンテンツビジネスを
知らない潜在層よりは常に一歩先にいるので
発信ハードルは下がるであろう。




そして
初心者でも気軽にターゲットにできる
発信スタイルという新たな価値観が創造された
ので潜在層向けの発信はジンテーゼである。





だが
これで業界全体は安泰ではなかった。




なぜなら、
潜在層向け発信スタイルの参入障壁の低さから
情報発信者の数自体が急激に増えたからだ。




潜在層向け発信は一気にレッドオーシャン化して
市場はあっという間に飽和する。




飽和する中で
各発信者はそれぞれの独自性を訴えていく
必要性に迫られたのである。




実はここで
再びアウフヘーベンが巻き起こる。





それは
何(テーゼ)と何(アンチテーゼ)との
融合(アウフヘーベン)なのであろうか?





答えは
潜在層向け発信スタイルの確立(テーゼ)と
潜在層向け発信市場の飽和(アンチテーゼ)との
アウフヘーベンである。





市場が飽和したことにより
独自性を打ち出すこと、

つまり
差別化」が業界のトレンドになったのだ。





ここでいう「差別化」は2種類に分けられる。





まず一つ目。
これは聞いたことがないだろうか?

コンセプトメイキングと呼ばれる

・誰の?
・どんな悩みを?
・どう解決するのか?

といった機能面訴求型の差別化である。



次に二つ目。

ブランディングと呼ばれる

・キャラクター像
・発信カラー
・ストーリー
などの確立

といった感情面訴求型の差別化である。




各発信者の中で
これらの定義は変わったりする。




だが2022年2月現在も
これら2つの要素から構成される差別化に
注目が集まっており、

発信の新たな価値観創造になっているので
ジンテーゼと言えるであろう。




ここまで2021年の動向を見てきた。

実に図2のように
2021年だけ振り返っても大きく2つの
アウフヘーベンが起こっていたのである。

弁証法を用いた時流の読み方

2021年に起こったアウフヘーベンでは
必ず何かしらの問題、

つまり「」が立ちはだかっていた。




一つ目は

初心者が発信しやすいターゲットがいない

という「」と

二つ目に
潜在層向け市場の発信が飽和してしまった

という「」である。





そして
これらの「」がアンチテーゼとなり
アウフヘーベンを喚起、

新たな価値観となるジンテーゼ
創造された。



弁証法によって過去の時流は読めた。



そして、
一度二度起こることは次も起こる。




そう、
つまり今後も必ず
アウフヘーベンは喚起されうるのだ。




これが
未来の時流を読むための最大のヒントであり、
今後のトレンド予測を容易にしてくれる。




そして
我々発信者が着目すべき点は
今後立ちはだかるであろう新たな「」を
発見することに尽きる。




この「壁」がアンチテーゼとなり
現在のトレンドである差別化をテーゼとした
アウフヘーベンは必ず起こるであろう。




そして新たなジンテーゼが創造される。




つまり、
次に創造されうる
ジンテーゼは何かを考えることは
未来の時流を読むことと同義なのである。




そう、
過去も未来も弁証法によって説明されうる。

弁証法ぜひ使ってみて!

今回は弁証法というツールを使った時流の読み方
についてお話ししてきました。



弁証法自体は
歴史古く古代ギリシャの時代に生まれ、
19世紀にヘーゲルという哲学者によって
再編された由緒正しき認識手法です。




なので、
ぜひ一度使ってみてほしいんですね。




あなただったら次にどんなアウフヘーベンが
起こると思いますか?




ぜひ、ご意見を聞かせてもらえると嬉しいです!
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