量子力学はビジネスの役に立つのか?

こんにちは!
ユウタです。




実は僕は今、
大学の理系学部出身のある発信者さんの
zoom作業会によく参加させてもらってます。




始めは
何かビジネスの話題から話すんですが
途中から話が色々飛び火して様々な内容
について議論することがあるんですね。




時には物理学の、
それも量子力学にまでに話が
及ぶことがあるんです笑



でもそうなると

ビジネスに量子力学って役立つの?

っていう疑問が噴出するかもですね。




でもですね、
最初に言っておくと
どんなことに挑戦するにしても
役に立たない学問はないと断言できます。




例え
量子力学と一見何の脈絡も無さそうな
トピックでもビジネスを成功させうるだけの
エッセンスは抽出することは必ずできます。




この記事では
この点をはっきりさせたいんですね。




ただ前提として
記事内では量子力学という学問そのもの
について解説するつもりは毛頭ありません。




ここでの目的は

一見関係無さそうな学問分野どうしでも
実はそれらは密接に関連していて、
それぞれを学ぶ意義は十分あるのだ!


ということを
明らかにしていきたいと思います。

学問どうしの密接性

量子力学を始めとした学問は
人間の知的探究活動の結晶である。




そして
このような知的探求の営みこそ

科学

なのである。




さらに言うと、
科学は次の2つのタイプに大別される。



自然科学
世の中で起こる物理現象を数学を用いて
理論化する営み



社会科学
経済、政治、芸術などといった
人間の社会活動の性質を理論化する営み




この簡単な定義だけ見ても、
自然科学社会科学では
一見別物のように見える。




そこで
ここでは2つの科学どうしの
関係性を明らかにすることにより、

全ての学問は実は密接に
関連することを示していきたい。




その前に一度だけ
自然科学社会科学の詳細について
見ていこう。

自然科学

自然科学が大きく発展したのは
ニュートンが活躍した17世紀頃である。




彼は物理学に微分積分という
数学の道具を導入したのだ。




微積によって
物理現象の正確予測が可能となり、
古くは天体軌道の予測に使われた。




また18世紀に入ると、
太陽系の全惑星の公転軌道が予測できる
までになっている。




実は
このような自然科学の成功には
物理現象の不変性が関係している。




例えば
モノの落下現象。

手に持っているボールは離してしまうと
必ず地面に向かって落ちるであろう。

空高く舞い上がることはあり得ない。

100回中100回がそうだ。






これが
ここでいう物理現象の不変性である。




このような
物理現象の不変性を人類は
微分積分を使って見事に理論化に
成功したのだ。




また
冒頭に述べた量子力学が確立したのは
1920年頃である。




量子力学によって
電子や原子といったミクロな
スケールの物理現象の不変性をも
理論化させることに成功し、

現在では
スマホやPCといった電子機器に
工学的に応用されている。




なので余談にはなるが、
量子力学なしには我々が今こうやって
コンテンツビジネスに勤しむことは
出来なかったはずである。

そもそも、その場合は
PCすら存在していないことになるので。

社会科学

社会科学の対象は人間の
社会活動全般に及ぶ。




そのため、
自然科学の発達する以前より
活発に議論されてきた。




昔から
一国の経済状況や政治情勢というものに
人々は多大な関心を寄せていたわけだ。




また社会科学は一般的に
数学で理論化することはできない。




なぜならば、
人間の社会活動には物理現象と違い、
不変性がないからである。




人の感情は常に移り変わり
不変性どころか流動的である。




政治関係で一例を挙げると

永田町で働く政治力学

というものは、
為政者の権力闘争や政治的駆引きを
十分に反映させる必要があり、
時々刻々と状況は変化している。




ここには不変性など存在せず、
数学による理論化は不可能なのである。






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ここまで2つのタイプの科学
について語ってきた。



詳細を語ると2つは
逆により別々のモノに見えてきた
のではないだろうか?




でも関係性はある。




ではこれらは
どのような関係性があるのだろうか?

抽象具体の上げ下げ

これら2つの科学を繋げるカギは
抽象と具体の上げ下げ

つまり
思考」してみることに尽きる。




せっかくなので
ビジネスという個別具体例を取り上げ
抽象度を上げる作業をしてみよう。




ちなみに
ビジネス自体は社会活動そのものなので
完全に社会科学である。




抽象化とは物事の本質に迫る行為である。




では
ビジネスの本質とは何か?

色々挙げられるとは思うが、
マーケティングも本質の一つであろう。




これで一歩だけ抽象化できた。





次に
マーケティングの本質とは何か?

これも色々あるだろう。




マーケティングは見込み客の
心理状態を掴む必要がある。

つまり、
心理学はその本質の一つだ。




さらに抽象化できた。




最後に
もう一段階だけ抽象化してみたい。




心理学の本質とは?




心理状況は人の脳内活動に
よって決まるであろう。

つまり、
心理学の本質の一つは脳科学だ。




ビジネスから始めて
脳科学まで抽象化できた。




お気づきであろうか?





脳科学において時に
脳機能の議論をする際には、
脳内の神経伝達物質について
取り上げる必要がある。





例えば

やる気や幸福感が得られる時には脳内で
ドーパミンという化学物質が分泌される

といった具合にだ。




この議論自体は完全に
生物学という自然科学の範疇なのである。




ここで種明かしすると、

ビジネスという完全なる社会科学を少しずつ
抽象化させていったはずだったのだが、

実は
同時に社会科学から自然科学へと少しずつ
シフトさせていったのだ。




(脳科学自体は自然科学社会科学
両面を持ち合わせる)


つまり、
どのような科学分野も抽象化を進めていくと
その先に自然科学社会科学が結びつく
瞬間が訪れることがあるということだ。





実はこれが
今回のブログ記事冒頭で取り上げた問題に
対する回答になっている。




もう一回取り上げると
ビジネスという個別具体な社会科学でさえ、
抽象化を進めるとその先には脳科学という
自然科学を含む学問に繋がる瞬間があった。




そして
冒頭の組み合わせで言えば

ビジネスという完全な社会科学



量子力学という完全な自然科学

も抽象化の果てに互いに繋がる
瞬間は必ず起こる。





つまり
両者の共通項は見つかる。


それは
量子力学を学ぶことで
今後あなたのビジネスに活きる可能性が
あることを暗に示唆するのである。




そして
話を拡げると

一見関係無さそうな学問分野どうしでも
抽象化の先にそれらは密接に関連してて
それぞれを学ぶ意義は十分ある!

ということを意味している。

二軸が揃うと最強

ここまでの議論で
ある一つの発見があった。




人間の知的な営みには
2つの軸があるということだ。




一つ目、
抽象具体の上げ下げという思考軸と

二つ目、
学問を自然科学社会科学の間で
横スライドさせるといった知識軸である。




そして
思考軸と知識軸を自由に行き来できる人は
話のバリエーションが本当に豊富である。




というのも
思考がないと話は深まらないし、
知識がないと話は広がらないからである。

様々な学問に当たってみる意義

今回は量子力学を引き合いに出して
ビジネスとの関連性について
語ってみました。



コンテンツビジネスをやってるから
といってビジネスに即直結する知識だけ
詰め込んだとしても、

それでは
教えられる内容が他の発信者と
変わり映えせずに差別化
できなくなるんですよね。



ただもちろん
量子力学は極端な例だったかと思います笑




なので
あなたの興味がある分野でいいと思うんです。



抽象化の先にもしかしたら
何かあなたのビジネスに使える知見が
得られるかもしれません。




そうなると
発信内容で差別化できるようになるので
埋もれることはなくなるでしょう。




興味があれば一度、
挑戦してみてください。




では!